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0267-67-2048糖尿病と内分泌疾患専門外来のご案内
糖尿病・内分泌外来の受診予約のお知らせ
毎週金・土曜日(9時~12時・15時30分~18時)に 糖尿病・内分泌疾患の専門外来の受診予約を承っています。
受診希望がございましたら、外来窓口までご連絡ください(当日受診にも柔軟に対応します)。
紹介状などは基本的に不要ですが、他院からの『診療情報提供書』や指摘された『健康診断結果』などある場合には持参ください。
外来担当医
医師 金澤 憲
資格
- 医学博士
- 日本内科学会認定 認定内科医・指導医
- 日本糖尿病学会認定 糖尿病専門医・指導医
- 日本内分泌学会認定 内分泌代謝科(内科)専門医
- 日本糖尿病協会認定 糖尿病療養指導医
- 日本専門医機構認定 内分泌代謝・糖尿病内科領域指導医
所属学会
日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会、日本甲状腺学会、日本病態栄養学会、日本骨粗鬆症学会、日本化学療法学会
糖尿病・内分泌外来について
当院では、平成30年から糖尿病・内分泌外来が開設され、専門医による診療を行っています。
本邦の糖尿病患者数は予備群を含めると2,000万人と推計され(平成28年国民健康・栄養調査〈厚生労働省〉)、合併症(脳卒中、心筋梗塞、足壊疽、増殖網膜症、慢性腎不全など)の発症・進展を抑止することが重要です。当院の糖尿病内分泌外来は、このような状況に対応できる適切な医療を提供しています。
また、間脳・下垂体疾患、甲状腺疾患、副甲状腺・骨代謝疾患、副腎疾患および性腺疾患などといった内分泌疾患の多彩な症例についても、他院との連携のもとで治療にあたっています。
糖尿病・内分泌外来の特徴
- 糖尿病治療方針は、患者さまのニーズに合わせて、臨機応変に対応致します。
ex. 入院せずにインスリン治療を開始したい、1日の血糖変動を確認したい、
インスリンの離脱をしたい、注射回数を減らしたい、
インスリンを薦められているが内服で治療したいなど。 - 同時に、甲状腺・脂質異常症・高血圧症・高尿酸血症・睡眠時無呼吸症・骨粗鬆症・ 一般内科の検査・治療などを受けることができます。
- 血糖値、HbA1cは院内検査ですぐに確認し、治療方針を決定します。
- 画像検査なども比較的待ち時間なくご案内可能です。
- 管理栄養士による栄養指導、持続血糖測定による血糖変動の評価、画像検査(全身CT検査・超音波など)による合併症の精査など、随時行います。
糖尿病・内分泌外来での対象疾患
- 1型糖尿病:インスリンポンプ導入例も対応可能です (要予約)
- 2型糖尿病
- 2次性糖尿病:膵性糖尿病、内分泌疾患に伴う糖尿病など
- 高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症
- 検査:各種糖尿病合併症検査、動脈硬化検査、持続血糖測定検査など
- 下垂体疾患:先端巨大症、プロラクチノーマ、クッシング病、下垂体機能低下症、尿崩症、ADH分泌不適切症候群など
- 甲状腺疾患:バセドウ病、橋本病、破壊性甲状腺炎、良性・悪性甲状腺腫瘍など
- 副甲状腺疾患:原発性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能低下症、高カルシウム血症など
- 副腎疾患:クッシング症候群、プレクリニカルクッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、副腎皮質機能低下症
- 性腺疾患: 加齢性性腺機能低下症
- その他:電解質異常
- 検査:内分泌負荷試験(基本的には入院での検査になります)甲状腺・副甲状腺超音波検査
コラム
「血糖値スパイク」について。
血糖値は食後に鋭いピークを生じる事があります。空腹時の血糖値はほぼ正常でも食後1~2時間後、急に高くなっていることがあります。その後で急速に低下したりしますが、この急な血糖値の上昇と低下を「血糖値スパイク」と呼びます。
血糖値スパイクを放置しておくと、心臓病などの血管の病気や、認知症、がんなどの合併症を生じやすいことがわかっています。 血糖値スパイクを起こさない工夫が必要です。
糖尿病はまだ心配ありませんと言われても安心できません!
健康診断などでは、前夜から食事をしないように指示を受けて検査を受けます。
糖尿病の健康診断でも、この「空腹時」血糖を測定するのが基本ですが、血糖値スパイクは「空腹時血糖」からでは判りません。糖尿病でない人でも、食後に「血糖値スパイク」を生じている事があるのです。
食後の血糖値がピークになるのは、食後60~120分くらいです。かかりつけの病院で血液検査をする機会があれば、このくらいの時間に血糖値を測ってみると血糖値スパイクの有無がわかります。
この時の血糖値が140mg/dLを超えると要注意です。
糖尿病でなくても「血糖値スパイク」を防ぎましょう。
食後の血糖値を急上昇させないようにするには、食事の時に食べる順番を、野菜 →肉や魚→米やパンの順番にするとよいでしょう。また、運動不足にならないよう、常日頃から体を動かす習慣をつけるなど、生活習慣の工夫が大事です。